Igarapé Ribeirão Bridge on the Madeira-Mamoré Railway

マデイラ・マモレ鉄道リベイロン川鉄橋

Igarapé Ribeirão Bridge on the Madeira-Mamoré Railway

randum


 テーマ 9

マデイラ・マモレ鉄道
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 アマゾンのゴムブームのために建設され、ブームが去ったあとも約半世紀にわたって持ちこたえたマデイラ・マモレ鉄道が、1972 年、ついに廃線に至ったのは、アマゾン地方でも道路交通が発達してきたためである。 1964 年に政権を握った軍事政権は、アマゾン地方を船か飛行機でした行けない陸の孤島にしておくことは地政学的にも望ましくないと考え、アマゾン横断道路をはじめとした数本の幹線道路の建設に着手した。 ロンドニア州にはクイアバ・ポルトヴェーリョ道路(国道 364 号)が1965 年に完成した。さらに、その延長として北方へはポルトヴェーリョ・マナウス道路ができ、西方へはアクレ州のリオブランコ市へ国道 364 号の延伸が進んだ。 マデイラ・マモレ鉄道の息の根を止めたのは後者である。
 写真は幹線国道 364 号から枝分かれしてグアジャラミリンへ向かう支線国道 425 号のリベイロン川橋で、廃線になったマデイラ・マモレ鉄道の鉄橋をそのまま使っている。 このような例は、幹線国道 364 号でも延伸の初期にはあったようであるが、現在では見られない。支線であるがゆえに残っていたと思われるこの鉄橋の横で、2022 年には、新しい道路橋の建設が始まっている (Google Map2022 年 11 月画像参照)
 この橋のたもとには、マデイラ川などの川底の砂から砂金を採取するガリンパージェン船が係留されている。 クレーンを備えた左の大きな船は川底から土砂を吸い上げたり砂金を分別したりする機械が乗った作業筏で、右の赤い船体の小舟に引かれて移動する。 最近マデイラ川の砂金採取は新たなブーム状態に入ったようである(参考:マデイラ川の新たな砂金ブーム-- ポルトガル語、2024.4.8閲覧)。

2007年3月18日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-10 13 54.49, -65 16 57.76 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 240°

PanoraGeo-No.17   🔍拡大

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